ピープロテインとは?メリット・デメリットやソイプロテインとの違いを紹介!

みなさんはピープロテインをご存じでしょうか?

ピープロテインは植物性プロテインのひとつで、環境に優しく、ヴィーガンの方やベジタリアンの方でも安心して摂取できるプロテインとして注目されています。

ヴィーガン食品やプロテイン食品の市場が徐々に拡大している今こそ、ピープロテインについて知識を深めておきませんか?

この記事ではピープロテインの効果やメリット、デメリットなどについて詳しくご紹介しています。興味のある方はぜひご一読ください。

ピープロテインとは?ソイプロテインとの違いや特徴を分かりやすく解説!

ピープロテインとは?ソイプロテインとの違いや特徴を分かりやすく解説!

ピープロテインとは未成熟のえんどう豆から作るプロテインのこと

ピープロテインの「ピー(Pea)」は日本語で「えんどう豆」を意味します。

えんどう豆は収穫時期や食べ方によって呼び名が異なり、最も収穫時期が早いものは「豆苗」、成長が進むと育つさやを未熟なうちに収穫するのが「さやえんどう(絹さや)」と呼ばれます。

どれもマメ科エンドウ属の野菜ですが、その中でも未成熟のえんどう豆から作られるプロテインを「ピープロテイン」といいます。

えんどう豆は良質なタンパク質やビタミンB群、ビタミンEを豊富に含んでおり、栄養価が高いため、ピープロテインにも様々な栄養が含まれています。

大豆で作られるソイプロテインと大きな違いはない

ソイプロテインもピープロテインも、必須アミノ酸をバランスよく含んでいます。

大きな違いはありませんが、ピープロテインは必須アミノ酸のうち「メチオニン」の含有量がソイプロテインよりも少ないです。

メチオニンは硫黄を含んだ含硫アミノ酸で、食品から摂取しなければならない必須アミノ酸のひとつです。

参考:かんたん、わかる!プロテインの教科書

植物性タンパク質は多くの人に取り入れやすい

ソイプロテインやピープロテインなどの植物性タンパク質は、肉や魚を食べないベジタリアンの方や、肉や魚のほかに卵や乳製品も食べないヴィーガンの方でも取り入れることが可能です。

また、ホエイプロテインやカゼインプロテインなど、乳製品を原料としたプロテインには乳糖が含まれており、乳糖不耐症の人には適していません。

一方で植物性タンパク質は乳糖を含まないため、乳糖不耐症の人でも安心して摂取することができます。

ピープロテインに栄養はある?ピープロテインの3つのメリットを詳しく解説!

ソイプロテインよりアレルギー症状が出るリスクが低い

大豆にアレルギーを持つ人にとって、大豆を原料とするソイプロテインの摂取は困難です。

しかし、ピープロテインの原料となるえんどう豆は大豆と比べて低アルゲンなので、ソイプロテインよりアレルギー症状のリスクが低いと言われています。

参考:Renal Nutrition

満腹感が得られる

ソイプロテインに含まれる大豆イソフラボンはゆっくりと体に吸収されるため、腹持ちが良いのも特徴の一つです。

ダイエット中は食事量をコントロールする必要があるため、空腹によるストレスがダイエット継続を難しくしている原因の一つですが、摂取による満足感が続くことでダイエット期間中もおすすめです。

同様にピープロテインを飲むことでも満腹感が増し、食間の時間が長くなったとの報告があります。不必要な間食を減らすことでダイエット効果も期待できます。

参考:PubMed

トレーニングの効果を高めやすい

ピープロテインは鉄分やアルギニンなどの成分も豊富です。

鉄分は血液の材料となるだけでなく、摂取したカロリーを燃焼しやすい状態にしてくれたり、筋肉に栄養を届けて運動をサポートしてくれるので、代謝アップや運動の質にも関わります。

アルギニンには、以下のような効果が期待できると考えられています。
・脂肪の代謝の促進による筋肉組織を強化
・成長ホルモンの合成を促進
・免疫力の向上
・疲労回復

疲労回復を目指すアスリートが積極的に摂取している成分のひとつです。

ピープロテインはアルギニンのほか、9種類の必須アミノ酸を含んでいるため、トレーニングの効果に繋がりやすいといえるでしょう。

参考:健達ねっと

ピープロテインはまずい?知っておきたい3つのデメリットを紹介!

風味が独特で飲みにくさを感じる

ピープロテインの持つ独特の土臭さや苦み、口当たりのざらざら感は、人によって飲みにくさを感じるようです。

飲みにくいと感じたときは、水ではなく豆乳などと合わせてみるのもおすすめです。

肥満につながる可能性がある

ピープロテインに限らず、タンパク質や栄養素の高い食品の過剰摂取は肥満に繋がります。

いろいろなメリットのあるピープロテインですが、適切な摂取量を心がけましょう

肝臓や腎臓に負荷を与える恐れがある

タンパク質の摂取量が多すぎると分解が追いつかず、内臓への負担が増え、肝臓や腎臓が疲れてしまいます。

「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、18歳以上の健康な成人の1日におけるタンパク質摂取推奨量は男性60から65g、女性は50gです。

この推奨量は、人体が成体となり骨格形成を終え、それを維持するための標準的な体格や生活強度が指標となっています。

肝臓や腎臓に負担を与えないためにも、自分の体格や生活強度に合ったタンパク質の摂取量を見極めて、摂り過ぎには充分注意する必要があります。

参考:「日本人の食事摂取基準(2020年版)」

ピープロテインは痩せる?実際に飲み続けた人の口コミを紹介!

実際に、ピープロテインを摂取している方々の口コミをいくつかピックアップしてみました。

ダイエットについては、プロテインで痩せるということはありません。
あくまで食事管理の方が重要です。
これは間違いありません。
ソイプロテイン同様ですが、ピープロテインを飲むと結構お腹に溜まっている感じがします。
ホエイプロテインが2時間程度で吸収されるのに対し、ピープロテインはその倍くらいかかるそうです。
なので、あまり食べたいという気が起こらない。
それがつまりダイエットにつながるのです。
確かにあまり食欲は湧きません。

引用:カラテウサギの全て空手で解決するブログ

本日のお写真はピープロテイン(^.^)
.エンドウ豆から作られてるプロテインで
.無添加です!
.お味はきなこっぽい(^-^)
.ピープロテインなのでミネラルも豊富!
.美肌、美髪、便秘ケア、ダイエット、
.しなやかな筋肉づくり
.などしたい方にオススメです!
.私は近頃食べ過ぎていたので
.朝の置き換えでプロテイン愛用してます^o^)
.自分でしっかり調整してあげましょう!

引用:HOT PEPPER Beauty

ちょうど、先日頂いたプロテインを、最近、置き換えダイエットに使っています。
ファインプロテインダイエット
ピープロテイン
アメリカ発、話題のピープロテイン
えんどう豆が主成分で、乳成分や大豆アレルギーの方にも良いのです。
・ロカボ、糖質0
・5種類のスーパーフード(マカ、カカオ、チアシード、アサイー、ビーツ)配合
・アレルギー特定原材料27品目不使用
・NON-GMO(非遺伝子組み換え)
・グルテンフリー(小麦粉等に含まれるグルテンを使っていない)
前にジョコビッチの食事と、小麦を食べるなという本を読んで、グルテンフリーに興味アリアリなのです。

引用:穏やかに捨てる日記。

美容やダイエットへのメリットに注目して摂取している方の口コミが目立ちました。また、実際に満腹感があり食べ過ぎ防止に活用しているという声もありました。

気になった方は、他の口コミもぜひ調べてみてくださいね。

また、効果には個人差があるので、体質的に合わない方は過剰な摂取に注意が必要です。

ピープロテインのメリットを得るには?おすすめの飲むタイミングを3パターン紹介!

朝食時に取ると効率よくタンパク質を補給できる

起床後すぐの体はタンパク質が欠乏しています。そのため、欠乏した状態でピープロテインを摂取すると、タンパク質を効率よく吸収することができます。

体にとって大切なタンパク質は、毎朝の朝食時に補いましょう。

朝起きてすぐにタンパク質が含まれているプロテインを摂取する場合は、フルーツやパンなどと同時に摂取するのがおすすめです。

ゆっくり朝食を取る時間がない場合は、ビタミンやミネラルがバランスよく含まれているプロテインを摂取するとよいでしょう。

トレーニングの効果を高めるならトレーニング後がおすすめ

トレーニング前やトレーニング中にピープロテインを摂取すると、体内に入ったタンパク質の処理で肝臓や腎臓が働き始めるため、目的の筋力アップに対応できません。

さらに、内臓レベルの混乱が自律神経を介して脳まで波及し、集中力が落ちて想定外の怪我を招く危険性もあります。

筋トレ中はピープロテインよりも、内臓の負担が少ないBCAAなどの必須アミノ酸を補いましょう。

トレーニング前とトレーニング中にはBCAA、トレーニング後にはピープロテインと上手に飲み分けるのがおすすめです。

トレーニング後45分以内の補給がおすすめ

トレーニング後45分以内は、筋肉へのアミノ酸輸送量が3倍にアップすると言われています。

トレーニング後の体は大量にエネルギーや栄養素を消費したために、一種の飢餓状態となっているのです。

つまり、運動後は栄養素の吸収率が高いのです。この時間はプロテイン摂取のゴールデンタイムとも言われ、おすすめの摂取タイミングです。

筋肉量を増やしたい方、低下させたくない方はトレーニング後45分以内にしっかりとタンパク質を補給しましょう。

ピープロテインを生活に取り入れてみよう

ピープロテインを生活に取り入れてみよう
ここまで、ピープロテインについてご紹介してきました。

大豆の栽培では、多くの水を使うと言われています。それに比べピープロテインの原料であるえんどう豆は、水の使用量は大豆よりも少ないとされており、環境に与える影響も少ないようです。

ピープロテインはこれから注目の「サスティナブルなタンパク源」とも言えるのです。

これからの地球環境を考える意味でも、ピープロテインを生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?

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