もち米をおいしく炊ける水加減は?炊き方からおすすめレシピまでご紹介!

炊いたもち米がべちゃべちゃになった経験はありませんか?

その原因は、水加減かもしれません。

もち米を上手に炊くためには、ふだん食べている白米よりも水を少なめにする必要があります。

この記事では、初心者が失敗しがちな、もち米の水加減のポイントや、米の洗い方・炊き方について解説します。

さらに、うるち米との違いやもち米のカロリー、もち米を使ったおすすめレシピもまとめました。

調理のコツを掴んで、もち米のもちもち食感を楽しみましょう。

もち米の基本的な特徴

マスに入ったもち米
もち米とは、精白米の一種で白く不透明な色合いです。赤飯や餅、おこわやちまきなどに使用されています。

もち米は、炊いたときの粘りが強く、冷めても固くなりにくいのが特徴です。

大福やおはぎ、桜餅やあられなどの和菓子作りに欠かせません。

炊き込みごはんを作るときに、うるち米と混ぜて炊くと、もちもち食感を楽しめます。

もち米とうるち米の違い

研いだ後のもち米
白米は、もち米とうるち米の2種類に分けられます。一般的に白米として販売されているのはうるち米です。

ここでは、もち米とうるち米の違いについてまとめました。

もち米とうるち米に含まれるでんぷんの違い

もち米とうるち米の大きな違いは、炊いたときの粘りと食感です。

もち米は粘りがありもちもちとしていますが、うるち米は粘り気があまりなく硬めの食感です。

米の粘りには、でんぷんの性質が関係しています。米のでんぷんは「アミロペクチン」と「アミロース」で構成されています。

  • アミロペクチン:粘りを出す働きあり
  • アミロース:粘りを出す働きなし

もち米のでんぷんはアミロペクチンが100%、うるち米のでんぷんは約80%のアミロペクチンと約20%のアミロースで構成されています。

もち米の方がアミロペクチンが多いため、もちっとした食感を楽しめるのです。

もち米とうるち米との成分比較

続いて、成分に着目してもち米とうるち米を比べてみましょう。

(炊飯後100gあたり)

【もち米】
・エネルギー:188キロカロリー
・水分:52.1g
・タンパク質:3.5g
・脂質:0.5g
・炭水化物:(総量)43.9g
・食物繊維:0.4g
・ナトリウム:0mg
・カリウム:28mg
・リン:19mg
・亜鉛:0.8mg
・ビタミンB1:0.03mg
・ビタミンB2:0.01mg

【うるち米】
・エネルギー:156キロカロリー
・水分:60.0g
・タンパク質:2.5g
・脂質:0.3g
・炭水化物:(総量)37.1
・食物繊維:1.5g
・ナトリウム:1mg
・カリウム:29mg
・リン:34mg
・亜鉛:0.6mg
・ビタミンB1:0.02mg
・ビタミンB2:0.01mg

参考:
食品成分データベース 穀類/こめ/[水稲めし]/精白米/もち米
食品成分データベース 穀類/こめ/[水稲めし]/精白米/うるち米

もち米の方がカロリーや炭水化物量は高めです。水分量は若干少なく、ミネラルは大きく変わりません。

もち米とうるち米の水加減の比較

お米と水を入れた釜
白米をおいしく炊くコツは、水加減です。

もち米を使った料理を楽しむために、うるち米ともち米の水加減の違いを把握しておきましょう。簡単に覚えられるように、水量がわかる方程式をまとめました。

うるち米を炊く時の水加減

炊飯器でうるち米を炊く場合、水は炊飯釜のメモリ通りに入れることが多いと思います。

しかし、炊飯器を使わない場合や、もち米を混ぜて炊く際、目安になるものがないと困ってしまう方もいるでしょう。

ここでは、うるち米を炊く際に必要な水量の方程式を紹介します。

【うるち米の水加減方程式】
うるち米重量(g)×1.3~1.5=水量(g)

【例】
うるち米100g×1.3~1.5=水130g~150g(130ml~150ml)

※水の量は1gでも1mlでもかさは同じになります。

もし1合を炊く場合は、米150gで考えましょう。

うるち米150g×1.3~1.5=水195g~225g(195ml~225ml)

もち米を炊く時の水加減

もち米は、うるち米と比べて水加減は少なめです。

もち米を炊く場合、炊飯器の釜に「おこわ」のメモリがあれば、それを参考にするのも良いでしょう。

しかし、メモリ通りの水加減なのにべちゃべちゃになってしまった、ということもあるようです。

そんなときは、以下の方程式を使ってみてください。

【もち米・水加減方程式】
もち米量(ml)×1=水量(ml)
または、
もち米量(g)×1.2=水量(g)

【例】
もち米1合(180ml)×1=水180ml
または、
もち米1合(150g)×1.2=水180g(180ml)

もち米の場合は、質量より、体積で見る方が分かりやすくおすすめです。

体積で考えると、もち米と水の比率は1:1となり、カップを使う際は楽に計量できます。

もち米とうるち米を混ぜる時の水加減

もち米とうるち米を混ぜて炊くことで、お好みの食感を楽しむことができます。

もち米を多く混ぜるほど、もちもち度が高くなります。また、もち米の水分がうるち米にうつるため、ツヤもアップします。

初めての方は「もち米:うるち米=1:9」から始めるのがおすすめです。

うるち米の分は、米の質量の1.3〜1.5倍の水量を。もち米の分は、入れた米と同じ体積の水を加えましょう。

なぜもち米の水加減は少ないのか?

もち米には、吸水率の高いアミロペクチンが豊富に含まれているため、少ない水の量でおいしく炊き上がります。

もち米独特の粘り気や食感も、この吸水率から生まれています。

時間がたってもおいしいご飯を食べたいときには、冷めてもパサつきにくいもち米を混ぜるのがおすすめです。

もち米を炊飯器で上手に炊くコツ

炊飯準備をする様子
もち米を炊飯器で炊く場合、水加減以外にも気をつけなければいけないことがあります。

ここでは、もち米を上手に炊くコツを、計量・洗い方・浸水・炊飯・蒸らしの5工程にわけて解説します。

失敗したときの対処法もまとめてあるので、参考にしてください。

1.もち米の計量は正確に

もち米1合は150g/180ml。1合でおおよそ2人分です。

失敗のリスクを減らすためには、もち米をきっちり計量しましょう。

おいしく炊くための水加減は、もち米の体積と同じ水量です。

カップのふちに沿うように、平らなものですり切ると、より正確に計れます。

手が乾いた状態で計量するのも大事なポイントです。

2.洗米は計4回!1分程度で完了させる!

ボウルにもち米と水を入れます。

手早くすすぎ洗い、すぐに水を捨てましょう。これを4回おこないます。

とぐときは、指を立てた状態でリズミカルにかき混ぜます。

力を入れ過ぎないのもコツの一つ。お米が割れると食感が悪くなってしまうので気をつけましょう。

3.もち米を炊飯器で炊くなら浸漬不要!

もち米を炊飯器で炊く場合、浸水は必要ありません。

蒸し器などを使うときは、浸水させます。時間の目安は最低2時間、理想は8時間です。

長時間浸水させる際は、もち米が傷まないよう冷蔵庫に入れておきましょう。

4.平らにしてから炊飯スイッチを入れる

もち米の炊きムラを防ぐために、材料を炊飯器に入れたら、もち米をならして平らにしましょう。

炊飯器の設定に従って、炊飯を行います。

「もち米モード」もしくは「おこわモード」の機能がある場合は活用してください。

5.蒸らしが終わったらすぐにほぐす

炊き上がったら、蓋を閉めたまま10分ほど蒸らしましょう。

重要なのは蒸らした直後。じゃもじで釜の外側からごはんをはがすようにかき回します。

それから、空気を入れるように、全体を切るようにほぐしてください。

余分な水分をすぐにとばすことで、透明感とツヤが生まれます。

<失敗した際の対処方法>

炊き上がったもち米に芯が残っている場合の解決法を2つ紹介します。

1つ目は電子レンジで加熱する方法です。

芯が気になる部分に水をかけてラップで包み、電子レンジで約3分温めましょう。

ラップの中でもち米が再度蒸され、ふっくら仕上がります。

2つ目は、炊飯器で保温するやり方です。

炊飯器に入ったもち米の上から、少量の水を振りかけます。

水の量は1合に対し大さじ1が目安。もち米の硬さによって多少異なるので注意してください。

水を振りかけたら、保温モードに設定しましょう。

保温状態でしばらく置いておくと、ふっくら仕上がります。

ガス釜や圧力鍋でも炊ける?

ガス釜やガス炊飯器でも、もち米を炊くことが可能です。

ただし、製品によってはもち米100%だと炊くのが難しい場合もあるので注意しましょう。

圧力鍋なら、炊飯器よりも短い時間で炊き上がります。以下の手順を参考にしてください。

1.中もしくは強火で加圧

2.圧力がかかったら弱火にして1〜2分加圧

3.火を止めて10分放置

4.圧力が下がったら蓋を開けてほぐすように混ぜる

もち米を使ったおすすめのレシピ

茶碗にもられた赤飯
もち米を使ったレシピを3つ紹介します。

炊飯器・ガス炊飯器・圧力鍋でできるものを、それぞれまとめました。

1品でもボリューム満点なものばかりです。もちもち食感を楽しめるメニューを、普段の食卓にプラスしてみてはいかがでしょうか。

炊飯器でつくるひじきおこわ

具沢山のひじきおこわは、一品で栄養もボリュームも満点です。

炊飯器でひじきおこわ

【材料】
・ひじき:大さじ1〜2
・干し椎茸:2〜3枚
・人参:1/3本
・油揚げ:1枚
・ごま油:適宜
・もち米:2合
・塩:ひとつまみ
・★醤油:大さじ2
・★お酒:大さじ2
・★みりん:大さじ2
・銀杏の水煮:適宜
・小葱:適宜
・三つ葉:適宜

【作り方】
1.ひじきと干し椎茸を別々の器で戻す。

2.人参を千切りにする。

3.油揚げを千切りにする。

4.干し椎茸の水気を切り、千切りにする。(戻し汁は後で使うので取っておく)

5.もち米を研いでざるにあげておく。30分くらい

6.フライパンにごま油を熱し、人参を入れ、塩をひとつまみ入れ炒める。

7.油が回ったら戻したひじき、干し椎茸、油揚げを加え、更に炒める。

8.椎茸の戻し汁とお水を足して350mlにし、7に加えて一煮立ちさせる。

9.8に★を加え、更に3分くらい煮る。

10.9を具と汁に分け、冷ましておく。

11.10が冷めたら、炊飯器のお釜にもち米と10で分けた汁を入れ、おこわの水量にする。(足りなければお水を足す)

12.11に具と銀杏を乗せ、白米のふつうモードで炊く。(具は混ぜないで乗せるだけ)

13.炊けたらよく混ぜて出来上がり。小葱や三つ葉を乗せて頂きます。

引用:クックパッド

ガス炊飯器でつくる赤飯

もち米の代表料理である赤飯も、ガス炊飯器を使えば早くおいしく仕上がります。

ガス炊飯器でつくる赤飯

【材料(10人分)】
・もち米:8合
・小豆:1合1/2
・ゴマ塩:お好みで

【作り方】
1.もち米を洗い、ザルにあげておく。

2.小豆を洗い、鍋で沸騰するまで茹でる。水は、小豆にかぶるくらいで。

3.小豆のお湯を捨てて、もう一度茹でる。約10分(少し硬いくらいまで)

4.小豆をザルにあげ、煮汁は炊飯器の釜へ

5.小豆が冷めたら、もち米、小豆を釜に入れて煮汁+水で9合目になるようにする。

6.普通に炊く。炊けたら10分蒸らす。

7.お好みでゴマ塩をかけて‥

引用:クックパッド

圧力鍋でつくる栗おこわ

もち米と普通のお米を半々にして作る栗おこわです。

栗のホクホク感ともち米のもちもち感を楽しめます。

《圧力鍋》《ヴィーガン》栗おこわ

【材料(2合)】
・ロウカット玄米(無ければ白米):1合
・もち米:1合
・水:適量
・清酒:大さじ3
・塩:小さじ1

【作り方】
1.ロウカット玄米ともち米を釜に入れて軽く洗い浸水させて1時間待つ

2.栗を加え水を玄米の目盛りの2合より気持ち多めの所まで加える。

3.大さじ3杯分水を抜き酒大さじ3と塩小さじ1加える

4.圧力鍋(クッキングプロ)で加圧させてごはんモードで6分

5.ピンが下がったら完成★

引用:クックパッド

もち米に適した水加減でおいしく炊いてみよう

ふっくら炊けたもち米
もち米を失敗せずに炊くコツは、水加減です。うるち米より、水を少なめにすることを意識してください。

ベストな水量は、炊くもち米と同じ量(体積)です。面倒ではありますが、おいしく炊くためにもち米を正確に計量しましょう。

もし、炊き上がったもち米に芯が残っていても、諦めるのはまだ早いです。電子レンジや炊飯器の保温モードを賢く使うことで、対処することができます。

慣れないうちは失敗しがちなもち米ですが、紹介したコツを参考にして、チャレンジしてみてください。

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