ロールドオーツは体に良い？主な種類や気になる栄養効果について解説

オートミールには、主にロールドオーツ・クイックオーツ・インスタントオーツの3種類があります。

その中でも、幅広い料理に使うことができるのがロールドオーツです。

この記事では、ロールドオーツの特徴や他の種類との違い、含まれる栄養素、おすすめの食べ方について詳しく紹介していきます。

ロールドオーツとは

ロールドオーツとはオートミールの一種で、オーツ麦の一番外側の皮を取り除いたオートグローツを、蒸して平らにプレスしたものです。

食べやすく加工されており、お米の代用品として調理することができます。

ロールドオーツは一粒一粒のサイズが大きいので、麦の香ばしさをしっかり味わえます。噛み締めるほどに甘みと香ばしさが広がり、調理方法の幅が広いのもロールドオーツの魅力です。

オートミールは大きく分けて3つある

オートミールは、主に3つのタイプに分類されます。ここからは、3種類のオートミールの特徴と、具体的にどんな方に向いているのかを解説します。

ロールドオーツ

ロールドオーツは、前述の通り、オートグローツを蒸してプレスした、平らな形のオートミールです。3種類の中でも1番粒がしっかりしているため、食べ応えがあるのがポイントです。

そのため、お米の代わりにオートミールを取り入れたい方におすすめです。

置き換えダイエットを考えている方や、糖質の摂取量を抑えたい方にぴったりです。

クイックオーツ

クイックオーツは、ロールドオーツをさらに細かく砕いたオートミールです。砕くことで火が通りやすくなり、調理時間を縮めることができます。そのため、素早く食事を済ませたい方や、朝食代わりに取り入れたい方におすすめです。

また、小麦粉やパン粉の代わりになるため、クッキーやパンケーキ、お好み焼き、ハンバーグのつなぎにも使うことができます。

インスタントオーツ

インスタントオーツは、ロールドオーツを一度調理して乾燥させたオートミールです。味がついているものが多いので、グラノーラ感覚で食べることができます。

クイックオーツよりもさらに調理時間が短くて済むため、調理に手間をかけたくない方におすすめです。

ロールドオーツの栄養と効果

オートミールは栄養価が高く、身体に嬉しい効果が期待できます。ここからは、ロールドオーツを摂取する前に知っておきたい、オートミールの栄養と効果を紹介します。

糖質控えめでダイエットに向いている

オートミールは、白米やパンと比べて、1食あたり（30g）のカロリーや糖質が低いのが特徴です。そのため、主食の代用品として取り入れることで、ダイエット効果が期待できます。

特に、ロールドオーツは、他のオートミールと比較して、形や食感が白米に近いため、満足感を得やすいでしょう。

豊富な食物繊維で便通の改善に

オートミールの主成分であるオーツ麦には、食物繊維が豊富に含まれてます。食物繊維は、腸内環境を整え便通の改善に役立ちます。便秘がちな方や下痢をしやすい方など、腸内環境が悪い方は、ロールドオーツから食物繊維を摂取する習慣をつけてみましょう。

また、食物繊維は、水分を吸収して膨張する役割があるので、腹持ちが良いのもポイントです。

カルシウムや鉄分などのミネラルが豊富

オートミールには、カルシウムや鉄分といったミネラルも豊富に含まれています。ミネラルは、身体に必要不可欠な栄養素です。

食事に偏りが出やすいダイエット中は、ミネラルを含め栄養素が不足しやすくなります。栄養豊富なロールドオーツから不足しがちな栄養素を補うことで、健康的にダイエットが続けられます。

妊婦さんや赤ちゃんの離乳食にも大活躍

ロールドオーツは、水でふやかしてから食べるのが一般的であるため、赤ちゃんの離乳食としても取り入れることができます。しっかり柔らかくしておかゆとして取り入れれば、さまざまな栄養素を補えるでしょう。

また、赤ちゃんだけでなく、栄養不足になりやすい妊婦にもおすすめです。出産後は、離乳食と自身のご飯の両方でロールドオーツを取り入れることにより、調理時間の短縮にもつながります。

ロールドオーツの美味しい食べ方

栄養価が高く、ダイエット効果が期待できるロールドオーツには、さまざまな調理方法があります。ここからは、ロールドオーツの美味しい食べ方について紹介します。

水と塩で煮てお粥（ポリッジ）にして食べる

白米のような粒感が楽しめるロールドオーツは、水と塩で煮立てることにより、おかゆとして食べることができます。事前に水でふやかしておいたり、電子レンジを使ったりすることで、調理時間を短縮することができます。

また、野菜をトッピングするなど、簡単なアレンジで本格的なおかゆも楽しめます。

植物性ミルクで煮て食べる

ロールドオーツは、植物性ミルクで煮ることにより、ミルク粥として食べることもできます。麦の香ばしさとクリーミーな風味がクセになる一品です。冷やしてフルーツをトッピングすると、デザート感覚で味わうこともできますよ。

また、ロールドオーツのミルク粥は、離乳食にもぴったりです。

スープの素と一緒に食べる

ロールドオーツは、スープの素と一緒に食べると、リゾットのように味わうことができます。スープの種類によって、さまざまなバリエーションを簡単に楽しめるのも嬉しいですね。

シンプルなおかゆに飽きた方は、ぜひスープの素を活用してみてください。特に、ダイエットを目的で取り入れる方は、味を変えることで続けやすくなります。

お菓子の材料にして食べる

ザクザクとした食感が特徴のロールドオーツは、お菓子の材料にもぴったりです。特に、クッキーやプロテインバーなどは、ロールドオーツの食感を活かすことで、食べ応えのある一品に仕上がります。

咀嚼が増えることで満腹中枢も刺激されるため、食欲を抑えたい方やダイエット中の方にもおすすめです。

まとめ

オートミールの一種であるロールドオーツは、栄養価の高さはもちろん、さまざまな食べ方が楽しめます。ロールドオーツを食べたことがない方や調理方法がわからなかった方は、ぜひこの記事を参考にしてみて下さいね。

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