ヴィーガンチートデイとは?メリットや多様なヴィーガンのあり方を解説

更新日:2022/09/28 公開日:2022/07/10

「ヴィーガンチートデイ」という言葉を聞くことがあります。

チートとはダイエットの文脈で耳にすることもある言葉ですが、その日だけ『好きなものを食べていい日』を作る食事方法のことです。つまり、ヴィーガンの人にとってはその日だけは普段食べない肉類や魚類などを食べる事のできる日となります。

ヴィーガンチートデイに関しては特に問題ないと感じる人もいる一方で、「それでは意味がない」と反論する人もおり、賛否両論が分かれるものとなっています。

本記事ではヴィーガンチートデイがあるからこそ生まれた良い点を多角的な視点からご紹介していきます。

ヴィーガンチートデイについて

ヴィーガンチートデイについて
ヴィーガンチートデイは、ヴィーガンの人が定期的に日を決めて動物性の食品を食べるなどヴィーガンをお休みすることをいいます。

ヴィーガンの人が週に1回、月に1回などチートデイをいれることによって、普段摂取できないような動物性食品の栄養素を摂ることにより健康状態を維持しやすくなる可能性があります。

また、チートデイを設定することで気軽にヴィーガンを始める人が増えることが期待できます。普段ヴィーガンに取り組むことで、健康面、環境面においてメリットがあります。

ヴィーガンチートデイがあることによる健康面でのメリット

ヴィーガンチートデイがあることで、ヴィーガンを続けやすくなります。ヴィーガンを続けることで、植物性の食品のみを使うことになるので脂質やコレステロールを抑えることが可能です。脂質は脂肪に変わりやすいことから、ダイエットにも大きな効果が期待できます。さらに、ヴィーガン生活を続けることによって、低脂質の食事になることから太りにくい体質を作ることにつながります。

ヴィーガンは野菜やきのこ、大豆などがメインの食材となります。それぞれ食物繊維が豊富に含まれていることが特徴です。食物繊維が善玉菌の元となって腸内環境の改善をするため便秘や肌荒れにも効果があるとも言われます。

トップアスリートの中にもヴィーガンに取り組んでいる人がいます。この理由は、動物性食品を摂取すると消化するためのエネルギーが植物性食品と比べて約3倍必要と言われているからです。植物性食品を摂取すると必要なエネルギーを減らすことができ、体の回復につながります。

このようにヴィーガンを続けることで、さまざまな点において健康的な食生活につなげることができます。

しかし、ヴィーガンの食生活は亜鉛や鉄分、ビタミンB12などの栄養素が不足することがあります。そこでチートデイを作ってこれらの栄養素を摂る日を作ることでデメリットを解決することができます。

ヴィーガンチートデイがあることにより、ヴィーガンをより身近に感じられる人が増える

ハードルが下がる

ヴィーガンは動物性の食品を一切なくすという条件から、特に日本人にとってはハードルが高く興味があるけど始められない人も多いでしょう。しかし、チートデイがあることで、ヴィーガンを始めるためのハードルを下げることができます。

日本で動物性食品を一切食べない生活に切り替えるのは容易ではありません。しかし、チートデイがあることで、より多くの人がヴィーガンに取り組むきっかけとなります。

ヴィーガンをなかなか始められない、また途中でやめてしまった人の中には、動物性食品でしか摂れない栄養素があることを意識している人もいるでしょう。

例えば、動物性食品に多く含まれている亜鉛が不足すると、貧血や味覚障害、抜け毛などにつながります。そのほかにも、ビタミンB12など野菜にはあまり含まれていない栄養素は少なくありません。

そこで、ヴィーガンチートデイがあることでバランスよく栄養素を摂取できるため、ヴィーガンに取り組みやすくなります。

結果的に長く続けられる

ヴィーガンは植物性の食品のみを摂取することで、ビタミンや食物繊維を摂取しやすいことから健康に良いとされます。しかし、継続しなければ効果がでることがありません。

また、せっかくヴィーガンを始めても途中で肉類や魚類などを食べたくなってヴィーガンを途中でやめてしまう人もいるのではないでしょうか。

そこで、肉類や魚類など好きなものを食べることができるヴィーガンチートデイがあることで、気持ちが楽になり結果的にヴィーガンを続けられることがあります。

チートデイを作ったら意味がないという人がいますが、普段ヴィーガンを継続することで低脂質となり食物繊維やビタミンの摂取が高まります。さらに、健康や食品の安全性についてこれまで以上に考えるくせがつきます。

そもそもヴィーガンはベジタリアン(菜食主義者)の一種

1 ヴィーガン(Vegan)

ヴィーガンとは、植物性以外の食材は一切摂取することがない完全菜食主義者のことをいいます。ヴィーガンにもさまざまな種類があり、その中でも動物愛護を重要視しているエシカルヴィーガンは、食事だけでなく動物を加工した服や日用品等も一切使いません。日本では近年聞くようになった言葉ですが、イギリスで1944年に誕生しており、古い歴史があります。

2 フルータリアン(Fruitarian)

フルータリアンとは動物だけでなく植物も生物と考えていることから、野菜も食べません。地中に埋まっている野菜は生物と考えることから、果物やナッツが主食となります。

3 ローヴィーガン(Raw Vegan)

ローヴィーガンとは生の野菜や果物だけを食べる人で、火を通した野菜などを食べることはありません。ローフーディズムという言葉があり、肉や魚を含めて生のものだけを食べることを意味します。ローヴィーガンは、生でさらに野菜や果物だけを食べるということです。中には48度以上の加熱はしないなどのルールを設けている場合もあるようです。

4 オボ・ベジタリアン(Ovo Vegetarian)

オボとは卵という意味です。オボ・ベジタリアンとは、卵は食べるけれど、肉類、魚類、乳製品は口にしない人たちのことをいいます。ヴィーガンと比較して卵が食べられるかどうかだけの違いですが、卵を使った料理は多く、レパートリーが一気に増えます。

5 ラクト・ベジタリアン(Lacto Vegetarian)

ラクトは乳製品を意味していることから、ラクト・ベジタリアンは乳製品は食べるベジタリアンの意味になります。肉類、魚類、卵といった乳製品以外の動植物性の食材は口にすることはありません。乳製品をとることでカルシウムをとりやすく、メニューの幅が広がります。

6 ラクト・オボ・ベジタリアン(Lacto-Ovo Vegetarian)

ラクト・オボ・ベジタリアンは肉類や魚類は一切食べないのですが、卵や乳製品は食べるのが特徴です。ラクトは乳製品を意味しており、オボは卵です。つまり、卵や乳製品は食べるベジタリアンという意味になります。卵や乳製品は食べられることから、続けやすいベジタリアンです。欧米でも実践する人が多いスタイルといえます。

7 ペスカタリアン(Pescetarian)

ペスカタリアンは、肉類や乳製品、卵などを食べることはありません。しかし、他のベジタリアンと違うのは魚介類を食べることです。魚を食べるので、他の食材では摂取しにくいDHAやカルシウムなどを摂取しやすい特徴があります。

8 ポロタリアン(Pollotarian)

ポロタリアンとは、植物性の食品がメインではありますが、鶏肉、魚類、ホワイトミートだけを食べる人をいいます。必ずしも菜食ではないことから、厳密にはベジタリアンとは言い難いかもしれません。牛肉と豚肉がだめな宗教は多いため、ポロタリアンの人は世界各地に分布しています。

9 オリエンタル・ベジタリアン(Oriental Vegetarian)

仏教系の菜食主義者の一種であり、動物性食品は一切とりません。さらににんにく、にら、らっきょう、たまねぎなど五葷と呼ばれる野菜類を食べることはありません。しかし、動物性のものを避けるのは食品だけで、衣類や日用品など動物を加工したものは避けない場合もあります。

10 セミ・ベジタリアン(Sstrongi-Vegetarian)

セミ・ベジタリアンはフレキシタリアン(Flexitarian)と同じ意味です。普段は植物性食品を基本的な食生活にしていて、場合によっては肉類も食べることがあります。つまりチートデイを作りたい人は、はじめからセミ・ベジタリアンということもできます。セミ・ベジタリアンであれば時々肉類を食べてもチートではありません。さらに普段は植物性食品ばかりの食生活にしていることから、脂質が減るなど健康にもいい影響があります。

食の選択という生き方を尊重していこう

食の選択という生き方を尊重していこう
ヴィーガンやベジタリアンは、実はかなりの種類があり食べないものはそれぞれ違います。宗教でない限り、食の選択は自由であり、食を選択できる生き方を尊重することが重要です。例えば、基本的に野菜中心でも乳製品や卵は食べるなど自分にあった食生活を選ぶと良いでしょう。

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Vegewel編集部

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