世界に誇れる日本のラーメン!魂を揺さぶる「Vegan Ramen UZU Tokyo」(東京・豊洲)

斬新なデジタルアート空間でいただくヴィーガンラーメンのお店ができたと聞いて、心躍らせた2020年の春。ラーメンの概念を覆す、おいしくて美しく洗練されたラーメン。

新しいジャンルのジャパニーズヌードル・レストランとしてセンセーショナルにオープンしたのは、「Vegan Ramen UZU Kyoto」。

今度京都を訪れたら、絶対に行こう!と心に決めていたUZUの2号店が、東京・豊洲にある体験型アートミュージアム「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」の敷地内にオープンしました。

ということで、緊急事態宣言も明け、心も晴れやかに早速取材に行ってまいりました。

キャナリーゼも唸るヴィーガンラーメン!

豊洲といえば、高層タワーマンションが立ち並ぶ運河の街として、人気の高い湾岸エリア。

豊洲市場にほど近い新豊洲駅からすぐの豊洲駅からも徒歩10分で行けるチームラボプラネッツTOKYO DMM。

エントランスを入ってシンボルタワーの作品「空から噴き落ちる、地上に憑依する炎」を正面に右手に見える“Vegan Ramen”の文字。

以前は軽食スタンドだったところをリニューアルし、UZUがオープンしました。

UZUのラーメンは、無添加無化学調味料。スープのベースは羅臼昆布と国産椎茸に玉ねぎ、セロリ、生姜、にんにくなどを加え、12時間じっくり水出ししたあと、低温で煮出しているため、雑味がなくクリアなのに深い旨味があります。

提供されるヴィーガンラーメンは4種類。そのうち東京限定のメニューが2種。ヴィーガンラーメン花(冷)1980円とヴィーガンラーメン茶1650円です。


ヴィーガンラーメン花

盛り付け調理の始終をカウンター越しに見させていただきましたが、ひとつひとつていねいに調理されているのがわかり、見た目の華やかさだけではないことが伺えます。

エディブルフラワーの盛り付け・飾りのひとつとっても、ていねいかつ繊細になされていました。旨味、甘味、酸味、香りで次々に口の中と五感を刺激してくれます。

ラーメンでありながら新ジャンルのヌードル。オリジナルの麺がまた、しっかりと水で締められた、つるつるなめらかで味わい深いおいしい麺でした。

北海道の小麦をベースに、オーガニックの町として名高い宮崎県綾町の無農薬全粒粉を練り込んであるため、風味が豊かで旨味のある麺が印象的でした。

スープは透明感がありながら、とても滋味深いコクがあり、ヴィーガンラーメンにありがちなやたらと味の濃い重たいそれとはまったく異なる感動のおいしさです。

ヴィーガンラーメン茶

EN TEAの日茶を使い、椎茸と昆布の旨味に茶の芳醇な香りと味がコクを出す濃厚なスープ。斬新なラーメンは後をひく美味しさ。

そしてご覧の通り、和を感じ、苔庭を彷彿させるビジュアル。

そして京都でも人気のヴィーガンラーメン醤油1320円、ヴィーガンラーメン味噌(辛)1320円。 ※すべて税込

ヴィーガンラーメン醤油

醤油にもこだわり、古式井上醤油と香味油を合わせ、香り高くしっかりパンチの効いたおいしさ。グリルしたトマトが2分の1個乗っているのが特徴的。

ヴィーガンラーメン味噌

数種の味噌をブレンドし、豆板醤と白ごまペーストを合わせた特製の味噌だれに香味油を合わせ、こちらは平打ちの太麺を合わせています。

ローストした玉ねぎと、ほのかに香る花山椒がアクセントのガツンとした味わいになっています。

アーティスティックなヴィーガンラーメンを、チームラボの作品空間の「虚像反転無分別」(セットチケット購入者のみ入場可)で食べることができます。

物理的に断絶した個体の境界線から解放され、地続きとなった異次元空間で食事をするという、ここでしか味わえないもの。

スタンドショップの前にある作品「空と火のためのロングテーブル」は、人と世界、食すことの繋がりをテーマに、鏡面のテーブルにエントランスの「空から噴き落ちる、地上に憑依する炎」の作品と空が映り込む作品。

このテーブルにラーメンを置いて一体感を感じられるのです。

テーブル下には荷物を掛けるフックが設置されているので安心して食事ができます。

ほかにもカウンターや、まるでプラレールを連想させるような「ひとつなぎのベンチ」に座って食べることもできます。

また、京都五条のアイスクリーム専門店「PicaRo Eis」のクリーミーでふんわり軽やかな口どけのヴィーガンアイスクリームや、薪火番茶や釜炒り茶、水出し緑茶、カモミールほうじ茶ラテ、無茶々園の温州みかんジュース、強羅ブルワリーの箱根琥珀などこだわりのドリンクも勢揃い!食通にはたまりません。

入館料なしでもラーメンやアイスクリーム、ドリンクだけをいただくこともできます。

分断する社会に革命を

オーナーシェフである片岡良さんにお話を伺いました。

ー東京出店への意気込みを聞かせてください。

「コロナ禍で、さまざまな制約の中、生き方を見直したり、立ち止まることを強いられました。飲食店や芸術や音楽に触れる場所に自由に行けなかったり、人とのリアルな繋がりが少なくなったり。改めて生きることや食べることの意味を再定義し、アートの必要性を再認識し、出店を決意しました」(片岡さん)

ー「ヴィーガンラーメン花」をいただきましたが、楽園のように美しくて本当においしく、スープも最後まで飽きることなく楽しみながら飲み干しました。こちらはどういうイメージで作ったのですか?

「チームラボプラネッツの新作である「Floating Flower Garden」にインスピレーションをもらいました。器の中にガーデンを造り上げるように、オリジナルの麺の上には土に見立てた刻んだしいたけ、生姜や花山椒しいたけや生姜、山椒のミンチをのせ、ベビーリーフと梶谷農園のエディブルフラワーをたっぷり贅沢にあしらいました。

その上には雲をイメージしたレモン風味のエスプーマをのせて、青空と一体化するようなひと皿に仕上げています。

麺や具を食べたあとのスープには、ローズの香りの炭酸水を入れ、味の変化と香りを楽しみながらスープの旨味と栄養を堪能していただくように工夫しました」(片岡さん)

ーヴィーガンラーメンの開発にチャレンジする上で、納得の味を出すための苦労点について教えてください。

「開発には半年ほどかけました。ただ、比較的簡単に思う味を出すことができました。チームラボとのご縁で、食をアートと融合させ、今までにない世界観のラーメン店を出すことができました」(片岡さん)

ー今後のビジョンを教えてください。

「これからも京都本店を軸に、日本の美意識を感じながら精進料理や照葉樹林文化などを織り交ぜながらヴィーガンを深堀していきます。そして次は世界に展開していきます」(片岡さん)

3周年を迎えてリスタートするチームラボプラネッツ

新進集団の作り上げるアート空間。ウオーターエリアに次いで、今年7月に新たに2つの大型庭園作品が加わった新エリア花と一体化する「ガーデンエリア」がオープン。

空中に咲き誇る1万3000株の蘭の花に囲まれる庭園作品空間「Floating Flower Garden」。そして、苔庭に揺らすと音の共鳴するミラー状の卵型のオブジェが並ぶ「呼応する小宇宙の苔庭-固形化された光の色」空間の2エリアが加わり、一層楽しめるようになりました。

Floating Flower Gardenに使用されたラン使われる蘭たちは、入れ替えたものはteamLab Flower & Artにてトートバックとセットで購入が持ち帰ることができます。

裸足になり水に入る作品ミュージアムや、球体と戯れる作品など、異空間で非日常な時間を体験できる体験ミュージアムは、現実なのか幻想なのか、夢の中なのか、わからなくなるほどです。

その境界線を超えて身体の感覚を取り戻せるような場所。時に童心に帰り、時に瞑想状態になり心を鎮め、さまざまな遊び方ができます。

デジタルとリアルの融合

ここに訪れて、今まで体験したことのない刺激を受け、そして施設全体を通じて他者も世界も繋がっている、自他一体、そんなことを体感できました。

お休みの日に五感を刺激する遊びと食で、近代的な感性磨きとリフレッシュを体験してみませんか?

味覚、視覚、触覚、聴覚、嗅覚が目覚め、きっと世界が拡がるはずです。

店舗情報
Vegan Ramen UZU Tokyo
住所:東京都江東区豊洲6-1-16 teamLab Planets TOKYO
営業時間:
(10月)
平日11:00-19:00
土曜10:30-20:00
日曜10:30-19:00

※定休日はチームラボプラネッツの休館日に準ずる。
※施設の会期は、2022年末までを予定。

※記事の内容は取材時点のものであり、変更される可能性があります。来店時には、あらかじめお店にお問い合わせいただくことをお勧めします。

店舗情報

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千葉芽弓/Miyumi Chiba

千葉芽弓/Miyumi Chiba

千葉芽弓(Miyumi Chiba)
ベジフードプロデューサー
Vegewel プロデューサー
Tokyo Smile Veggies 主宰

日本に根付いた伝統食を生かしたベジ・ヴィーガン食から健康や環境保護などの社会問題の解決や、ダイバーシティとしての真のおもてなしを目指し、メニューコンサルタント・製品開発・食育を行う。