インドで1000食以上食べ歩いたシェフが作る絶品!本格ヴィーガン・インドカレー「ミケとマロ」

更新日:2021/09/27 公開日:2021/09/28

以前、過去記事でもご紹介した「mique(ミケ)」。料理人ムラヤマカイさんを迎えて、東京・奥沢で「ミケとマロ」としてリニューアルオープンしたと聞いて、さっそく伺ってきました!

※後編はこちら

「mique(ミケ)」のオーナー瀬戸さんと料理人ムラヤマさんとの出会いは、ムラヤマさんのアルバイト先であるヴィーガンカフェでお客さんだった瀬戸さんと意気投合したのがきっかけ。

実は瀬戸さんは、近々インドに行き、飲食店をオープンする予定なので、今後、「ミケとマロ」はムラヤマさんお一人で切り盛りしていくそうです。

「半年ごとに日本とインドのお店を交互に担当するのもいいかも!と楽しい妄想をしています」(瀬戸さん)

ムラヤマさんがインドカレーを作るようになったきっかけは、軽い気持ちで参加したヨガとインドカレーのワークショップ。

そこでインドカレーの魅力にすっかりハマってしまい、インドまでカレーを食べに行ったそうです。

なんと半年間毎日食べ歩いたカレーの数は1000食以上!

日本に帰ってきてからはスパイスのワークショップに参加し、研究を重ねて完成したインドカレーをイベントなどで提供。

瀬戸さんとの出会いで2021年7月から「ミケとマロ」の料理人を務めることに。

野菜と愛情たっぷりヴィーガン・インドカレー

ランチメニューは1種類で日替わりです。

ムラヤマさんが作るカレーは副菜を含めて野菜がたっぷり。野菜のほとんどは農家さんから直接仕入れているこだわりの野菜です。

「人にも地球にも優しい食材を使いたい。使う食材は農薬不使用や自然栽培のものにこだわっています」(ムラヤマさん)

もともとお肉が好きなムラヤマさんですが、野菜中心の食事の方が体調がよく、精神的な面では穏やかな気持ちになれたことから、動物性食品不使用のカレーを提供したいと思ったそうです。

「野菜中心の食事は心がほっこりします。美味しくて身体に優しいカレーで心も癒されてほしいです」(ムラヤマさん)

ということで、本場インドで食べ歩いたシェフが作るヴィーガン・インドカレーをいただいてきました!

「本日のカレー」1500円(税込)。

お皿に彩りよく盛り付けられたカレーはボリューム満点!

それぞれの味を楽しんだ後、すべて混ぜて食べるのがおすすめの食べ方だそう。

この日のカレーはほうれん草とハーブのカレーとひよこ豆とカカオのカレーでした。

ほうれん草とハーブのカレーは、ほうれん草がたっぷり使われているのがわかるほど青々とした味でまろやか。じゃがいもがゴロゴロ入っています。

ひよこ豆とカカオのカレーは辛さが強めで、かなりスパイシー。カカオのコクも感じます。

副菜は3種類。

1つ目はツルムラサキと万願寺唐辛子の梅和え。梅の酸味と塩気は強すぎず、和を感じる落ち着く味。

2つ目は「アヴィアル」というココナッツを使った南インドの料理。きゅうり、メロン、とうもろこしをココナッツファインと豆乳ヨーグルトで和えたもので、甘みとさわやかさが感じられ、ココナッツの香りが口いっぱいに広がります。

3つ目は紫色のベイクドポテトの下にあるザワークラウト。程よい酸味でスッキリした味わい。

シンプルなベイクドポテトも味が濃く、うま味が感じられて美味しかったです。

ライスの上にはなすのアチャール。

コクと深みがあり、これだけでもずっと食べていたくなるほどの優しい味で絶品でした。

パパドゥはペースト状にしたお豆を乾燥させたもので、ほんのり塩気を感じてパリパリ。カレーにつけて食べても美味しくて、食感も楽しめます。

一皿で酸味、苦味、甘味、辛味、うま味、コクを感じ、これらをすべて混ぜて食べると複雑な味わい。癖になりそうなカレーです。

どれも美味しくて、それぞれの料理を食べるごとにスパイスは何が入っているのか気になってしまい、ついつい聞いてしまいました。

ムラヤマさんは使っているスパイスの種類を教えてくれた後に、素敵な笑顔で「愛」と答えてくれます。

辛さや苦味などを感じ、スパイシーだげど刺激的すぎないほっとする味は、地球や食べる人のことを考えて愛情を込めてていねいに作られているからかもしれません。

スパイス香る甘いものもおすすめ

優しい甘さのスイーツとチャイもスパイシーでおすすめです。

「バナナとチャイの米粉マフィン」550円(税込)。

小麦粉不使用のこちらのマフィンはバナナの甘さを活かして甘味料を控えめにしているそう。

もちっとしっとりしていて、バナナの爽やかさの後にスパイスを感じます。

添えられているカシューナッツベースのクリームはなめらかでクリーミー。マフィンとよく合います。

「チャイ」500円(税込)。

ふわふわの泡が乗ったチャイは、口に入れた瞬間シナモンが香り、後味に生姜がピリッと感じられます。

この泡は容器を2つ使い、高い位置から交互に落として泡を作ります。

そうすることで泡の中にスパイスの香りが閉じ込められて、飲んだ時にスパイスをしっかり感じることができるそうです。

何度でも通いたくなる!落ち着く空間でスパイスの虜に

外の光がたくさん入る明るい店内はスパイスのいい香りが漂っていて、長居したくなるような落ち着く空間。

季節の食材をたっぷり使ったスパイシーな料理にとても癒されました。

カレーもスイーツも見た目以上にボリュームがあり、お腹もいっぱいになりましたが、消化がいいため、重たさを感じません。また食べに来たいと思うようなクセになる味でした。

ムラヤマさんは今でも食べ歩きをしていて、インドカレーに限らず、勉強のためにスパイスを使った飲食店を巡っているそうです。

研究熱心なシェフのスパイス使いに今後も期待が高まります!

店舗情報
住所:〒158-0084 東京都世田谷区東玉川2-41-17-101
電話番号:090-3432-0960
営業時間:木、金、土、日 ランチタイム12:00〜15:00 ディナータイム17:00〜20:00
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※記事の内容は取材時点のものであり、変更される可能性があります。来店時には、あらかじめお店にお問い合わせいただくことをお勧めします。

店舗情報

ミケとマロ
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WatanabeSayuri

WatanabeSayuri

身体を壊したことをきっかけに、通院生活を送りながら様々な食事方法を学ぶ。その中でRawフードと出会い、現在はRawスイーツ教室やイベンドを主宰、企業向けにレシピ開発を行う。また豆腐の普及活動に携わり、日本の伝統食である豆腐の素晴らしさを伝えている。