人にも地球にもやさしい!ヴィーガンコスメブランド「LA VIE STELLA(ラヴィステラ)」の魅力とは?

更新日:2023/11/21 公開日:2023/11/19

「ラヴィステラ以上に共感できるブランドはありません」と、使用した方が感じるほどの魅力があるコスメブランド「LA VIE STELLA(ラヴィステラ)」

日本の化粧品業界においてヴィーガンコスメの先駆けとして立ち上がったブランドです。人の肌のことはもちろん、環境を守ることも大切にしています。

今回は、常に挑戦者であり続けるラヴィステラ代表取締役・野田聡美さんにインタビュー。


ヴィーガンコスメブランドとしての魅力や知られざる想いをたっぷりお伺いしました。ぜひ最後までお読みください。


株式会社ラヴィステラ代表取締役 野田聡美
1986年熊本県出身。小学生の頃に観たドキュメンタリー番組をきっかけに、動物愛護・環境保護活動に関心をもつ。 植物の力を生かしたお肌と環境に優しい化粧品会社を立ち上げることを決意し、2019年、株式会社ラヴィステラを設立。「7世代先も持続可能なビジネス」を理念に、環境・動物・人すべてに優しいヴィーガンコスメブランド「LA VIE STELLA」の商品開発を行う。


インタビュワー 藤田まみ
元小学校教諭のライター&オンライン講師、教育プロ8年目。主にSDGsや教育に関する記事を執筆。著書『ふだん使いのSDGs:自己肯定感ゼロから解放される!家事BOOK!』

動物や自然、すべての生命にやさしいブランド「ラヴィステラ」

藤田:ラヴィステラはどのような化粧品ブランドなのか教えていただけますか?

野田:ラヴィステラ(LAVIESTELLA)のVIEは生命、STELLAは星を意味しています。

「地球にやさしいものは自然の一部であり、人にもやさしい」という考えのもと、動物由来成分不使用のヴィーガンスキンケアブランドとして2019年に誕生しました。

コンセプトとして可能な限り「国産のオーガニックハーブ」「天然由来成分」を使用し、植物本来の効能を生かしたスキンケア商品を手がけています。

例えば、オーガニックハーブは長野県産です。

豊かな自然に囲まれて育った生命力の高いエキスを使用しています。地方にある原料を活用することで、地産地消や地域創生にも力を入れているのもこだわりの一つです。

藤田:他にこだわっているポイントはありますか?

野田:アルコール(エタノール)を使用していないところです。お肌が弱い方にも安心してお使いいただけます。

さらにこだわっている点は、化粧水の原料となる水です。南アルプスと中央アルプスの間の立地から湧き出た水質が良好な水を使用しています。

藤田:オーガニックでアルコール(エタノール)フリーなのはとても安心ですね。親子で使えるブランドだなと感じました。

野田:そうですね。お子さまへのプレゼントとして利用してくださるお客様も多いです。

藤田:ヴィーガンのスキンケア商品は、子どもへのプレゼントにもピッタリですね。

ヴィーガンコスメの原点は忘れられない幼少期のショックだった!?

藤田:そもそも、どうして「ヴィーガンをコンセプトにしよう」と思ったのですか?

野田:最初のきっかけは、小学生の時に感じた心の痛みです。

習い事の帰り道、地元の熊本で開催されていた動物実験のパネル展に立ち寄りました。幼少期から保護猫や保護犬を引き取って飼っていた私は、実験道具として使われる動物と家のペットとして愛される動物とのちがいに大きなショックを受けたんです。

あまりの衝撃に涙が止まりませんでしたね。同時に「何かしたい」と思ったのですが、小学生の私には何もできませんでした。せめてもの気持ちとして、帰りのバス代を設置してあった募金箱に入れたのを今でも覚えています。

二つ目のきっかけは、成人後に変化した自分のライフスタイルです。

動物愛護の団体や畜産の問題について学んだことで、「お肉を食べないようにしよう」「動物実験をしていない商品を買おう」など、生活の中で少しでも地球にやさしい選択を心がけるようになりました。

毎日のライフスタイルが変わったことで、目に見えない美しさに惹かれるようになったのが大きなきっかけです。

藤田:大きな変化があったんですね。ヴィーガンの食生活を取り入れてどれくらいですか?

野田:トータルで14年目くらいです。自分のライフスタイルが変わることで、心も大きく変わったように感じます。

生産者への感謝や動物が感じる痛みなど、感覚がより繊細になり、自分や周りに対する思いやりがより強まりました。

藤田:ヴィーガンといえば「食」のイメージが強い気ががするのですが、どうしてヴィーガンとコスメをかけ合わせようと思ったのですか?

野田:実は、28歳の時にメンタルがすごく疲れきってしまい沖縄へ移住したんです。

シュノーケリングやダイビングなど、自然の中で過ごすように心がけていました。そこで現地のダイバーさんから「サンゴがどんどん減っている」という話を聞いたんです。

その時は「え、こんなに海は綺麗なのにどうしてだろう」と疑問に思いました。勉強していく中で、私たちが使用した化粧品の成分や生活排水が大きな原因であることが分かったんです。

「海の美しさを子どもたちに残したい」と感じた私は、動物や環境にやさしい日用品や化粧品を作ろうと心に決めました。

藤田:そんなストーリーがあったんですね。

ラヴィステラは社会貢献にも力を入れている印象があるのですが、何かきっかけがあったのでしょうか?

野田:化粧品やコスメを選ぶ時に「モデルさんが愛用しているから」という理由よりも、創業者の想いやストーリーに心を動かされるようになったからです。これは、メイクにより興味をもつようになった20代の時に感じました。

特に影響を受けたのはイギリスのブランド「LUSH(ラッシュ)」ですね。動物実験の反対、チャリティー商品、女性の社会的自立の支援など社会貢献に力を入れる姿勢に、目に見えない美しさを感じたんです。

自分も目に見えない美しさを大切にしたコスメブランドを立ち上げたいと強く思うようになりました。

だから、ラヴィステラは容器も環境に配慮しています。

野田:まず、箱にはFSC認証紙を使っています。森林管理をしっかり行いながら生産された紙です。

次に、ボトルにはバイオプラスチックを使用しています。今後は、回収したボトルをリサイクルするという循環を作っていきたいと思っています。

藤田:すてきですね。やさしい思いが詰まった商品の一つである「ヴィーガンソープ」が最近リニューアルしたと聞きました。

リニューアルしたヴィーガンソープの魅力

藤田:ヴィーガンソープとは、どのような商品なのですか?

野田:ヴィーガンソープは、発売してから多くの敏感肌や乾燥肌の方にリピートされている商品です。

コールドプロセス製法にこだわり、熱を加えないで1〜2ヶ月間じっくり熟成させて生産しています。

コールドプロセス製法のメリットは二つあります。一つ目は、製造過程で油脂が劣化しないこと。二つ目は、保湿成分があるグリセリンがまるごと含まれていることです。

グリセリンのおかげで、肌にうすい膜ができ、洗顔後のツッパリ感が気になりません。

藤田:ヴィーガンソープにも国産のオーガニック原料を使用しているのですか?

野田:そうですね。すべてではないのですが、最大限使用できるように努めています。

あと、パームオイルフリーという点にもこだわっていますね。その商品にあったピッタリの生産者を探して、商品開発しています。

藤田:パームオイルフリーは、熱帯雨林を守ることにつながっていますもんね。

商品ごとに契約する生産者を変えるのは相当大変ではないのでしょうか?

野田:大変さはありますね。けれども、それ以上にオーガニック、天然由来成分、ヴィーガン、パームオイルフリーをクリアした化粧品を作りたいという思いが強いです。まだ誰も実現できていない領域への挑戦にやりがいを感じています。

藤田:強い思いがなければ絶対にできないことですね。

ハーブエキスがすごい!新・スキンケア商品

藤田:次は新商品であるスキンケア商品の特徴を教えてください。

野田:ラヴィステラの化粧水と乳液は即効性というよりも、お肌のターンオーバーの周期に合わせて、少しずつ内側から変えていくことが期待できる商品です。

化粧水と乳液の香料には、人工ではなく天然の精油を使用しています。

一般的な化粧品の場合、香料や保湿成分はそれぞれ単一の働きのある成分を配合することが多いです。

けれども、ラヴィステラで使用する植物由来成分には、一つの原料に複数の効能が含まれています。香料にプラスして、内側に浸透してお肌のバランスを整えたり、肌荒れをおさえたりすることが期待できるんです。

ハーブ1つの中にも化学成分がたくさん含まれています。例えば、ラベンダーエキスの中には2000種類以上の薬効があるといわれています。

このようなホリスティックな働きは、植物療法ならではです。

藤田:ハーブの力がギュッと詰まっていますね。

この商品のコンセプトである「水を使わないスキンケア」とはどういう意味なのでしょうか?

野田:これまでは主成分として水を使用していました。しかし新商品には水を使わず、最初からハーブ水を使っているんです。

よりハーブの効能を実感できる処方に変更しました。

藤田:『モイスチャーローション(化粧水)』『モイスチャーミルク(乳液)』はどのような商品なのでしょうか?

野田:『モイスチャーローション(化粧水)』と『モイスチャーミルク(乳液)』の主成分には、ダマスクバラのエキスを使用しています。「バラの女王」ともいわれていて、人気が高いバラなんです。

乾燥や肌荒れを防いで、キメを整えてくれる作用があります。ハリ不足が気になる年齢肌にも対応している商品です。女性が好むようなバラの香りも特徴といえます。

藤田:どのような香りなのでしょうか?

野田:まるで本物のバラを嗅いだようなイメージではないでしょうか。女性の心をやさしく整えてくれるんです。女性の悩みに幅広く対応してくれる商品になります。

藤田:スキンケアする瞬間に香りも楽しめるのはいいですね。私も自然の香りに包まれたいです。

『バランシングローション(化粧水)』『バランシングミルク(乳液)』についても教えてください。

野田:『バランシングローション(化粧水)』と『バランシングミルク(乳液)』は、脂性肌や混合肌の方向けの商品です。

こちらは主成分としてハマメリス(北米原産の落葉樹)を使用しています。ハマメリスは、毛穴の引き締めや皮脂抑制、テカリ防止の作用があるので、肌荒れ対策として活用されることが多いです。

2番目に多く含まれるセイヨウノコギリソウ花水には肌の引き締め効果があります。

精油にはラベンダーエキスを使用しています。ラベンダーは、お肌の調子を整えるだけではなく、リラックス効果も期待できるのが魅力です。ヴィーガンソープのラベンダーと一緒にお使いいただくのをおすすめしています。

藤田:このラベンダーも国産ですか?

野田:はい。長野県で有機栽培されたラベンダーを使用しています。

プロが伝授!自分に合った商品の選び方やスキンケアのコツ

藤田:もしモイスチャーシリーズとバランシングシリーズで、どちらを買うか迷ったら、どのように選べばいいですか?

野田:乾燥肌、敏感肌、年齢肌の悩みを抱えている方には、モイスチャーシリーズがおすすめです。

一方、バランシングシリーズは、脂性肌、混合肌の方はもちろん、マスクによる肌荒れや一時的な肌荒れにお悩みの方に使っていただきたいです。

藤田:スキンケアのコツやおすすめのケア方法はありますか?

野田:クレンジング化粧水の塗り方がスキンケアのポイントになります。

まずは、スキンケア前にお肌の汚れをしっかり落としてください。汚れがある状態だと、化粧水の成分が中へあまり浸透しません。

そして、自分の肌にあうクレンジングを選ぶことも大切です。乾燥が気になる方はミルクタイプのクレンジングの方が相性がいいですね。

次に、化粧水をつける時はローションパックをぜひ試してみてください。化粧水をコットンに染み込ませてパックすると、より効果が実感しやすくなります。

藤田:汚れを落とした肌につけることがスキンケアのコツなんですね。

心の葛藤を救ったお客様からの声

藤田:これまでたくさんのお客様と関わってきた中で、心に残っているエピソードはありますか?

野田:とても印象的なエピソードは、大阪でのトークイベントですね。わざわざ京都から会いに来てくださったお客様がいました。手を握って「応援しています」と言葉をかけてもらえたのが何より嬉しかったです。

あとは「ラヴィステラ以上に共感できるブランドはありません」という一言にもすごく心が救われました。

藤田:さとみさんは芯の強い方だという印象が強いですが、商品づくりにおいて何か葛藤はあったりしましたか?

野田:「自分の生き方を詰め込んだ商品を作りたい。だけど、こんなにこだわって意味があるのかな?」と悩む時期がありました。こだわるほど高くなる原価コスト。共感してもらえる生産者が見つからない。他社がどんどんいい商品を出している。

自分の中で「本当にやる意味があるのだろうか」と心が揺らいでいました。

藤田:その壁をどのように乗り越えたのですか?

野田:「ラヴィステラほど環境を考えたブランドはない」という信念を貫くことで、壁を乗り越えられました。

野田:あとは、目先の利益にこだわることをやめたことです。10年、20年と長い目で見ることを大切にするようになりました。今は環境に配慮した商品を選ぶ方が少なくても、今後はそれが当たり前の時代がくると思うんです。

未来のニーズのために、先駆けとしてオーガニック原料やパームオイルフリーなど環境のことを考えた商品づくりに努めています。

藤田:目先に囚われないことは本当に大切ですね。

未来を変えるのは「お金じゃない価値観」

藤田:今後はどんな目標があるのですか?

野田:全身に塗りやすく季節を問わず使える乳液タイプの日焼け止めを販売することです。ちょうど今、クラウドファンディングも行っています。

ヴィーガンにこだわることで、最初は生産者探しや商品開発にすごく苦戦したんです。しかし、3年かけてようやく開発に成功しました。

こちらの日焼け止めも完成したら、たくさんの方に使っていただきたいと思っています。

藤田:3年ですか?困難を乗り越えるバイタリティーがすごいですね。

野田:ありがとうございます。やはり、お肌の悩みを抱えている方を助けたいという想いが原動力になっています。食だけではなく、化粧品もナチュラルなものを使いたいお客様のために挑戦し続けていきたいですね。

藤田:ラヴィステラの化粧品作りへの想いを教えてください。

野田:「人の肌の健康は地球の健康につながる」という想いを大切にしています。だから、使用する成分の背景にこだわるのが私のポリシーです。

例えば、創業当時はパームヤシから抽出するグリセリンを使いたくなかったので、グリセリンフリーを大切にしていました。

しかし、科学技術の進化によりアブラナからグリセリンが抽出できるようになったんです。現在はパームヤシを守りながらグリセリンを活用する方向へシフトチェンジしました。

今後も、よりサステナブルな原料を使って質のいい化粧品を届けていきたいです。商品を広めるために「お金じゃない価値観」を大切にしたいと考えています。

藤田:さとみさんにとって「お金じゃない価値観」とはどのようなものですか?

野田:私にとっては、自分自身の生き方を通して、社会貢献できるという心の充足感ですね。お金を使わなくても、心が満たさせることはとても素敵だと感じます。

あとは未来を生きる子どもたちに、豊かな自然や環境を大切にする考えを残していくことです。

そのためにも、ぜひ、子どもをもつ親世代にラヴィステラの商品を使っていただきたいと思っています。一緒に使う時間を通して、未来の環境や商品の選び方について親子で話してもらえたら嬉しいです。

私も母からは命の尊さを、祖母からは自然と共に生きる大切さを教わりました。今度は私自身が子どもに「人間は自然の一部だよ」という価値観を生きている限り伝え続けていきたいです。

藤田:お話を聞いていて、穏やかでやさしい雰囲気の中にさとみさんのブレない強さをすごく感じました。

本日は素敵なお話をありがとうございました。

野田:こちらこそありがとうございました。

LA VIE STELLAの商品

最後に、ご紹介した商品の詳細や購入は下記のURLでご覧いただけます。

LA VIE STELLAのホームページはこちら
https://shop.laviestella.co.jp/

商品のご購入はこちら
https://shop.laviestella.co.jp/collections/all-products

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